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以下添付の選定フォームを基に説明いたします。
チラーの用途:
チラーをどの様な機器や用途に使用するかについて。大きく分けて2つに分れます。
①特定の機器(例えば溶接機やレーザー加工機など)に対して使用する場合・・・この場合、チラーと機器が閉鎖回路で接続されます。チラー:設備が1:1で使用される場合や1:複数台の場合もあります。
②ある工程(又は複数の工程)に使用される冷水を作るのに使用される場合・・・特定の工程(例えば押出成形用の冷却水槽、食品包装の冷却水槽など)に使用される冷水を別置き水槽で作る際に使用されるチラー。開放回路で使用します。
チラー水槽タイプ:(参考ページ:内蔵水槽有り/無しタイプ)
内蔵タイプ・・・上記①に使用
非内蔵タイプ・・・上記②に使用
被冷却液:
チラーに使用する水について。通常は清水が推奨されます。清水とはRO水(逆浸透膜)やDI水(脱イオン化)です。
水道水は短期的な使用は問題ありませんが、長期的にはカルキ質の熱交換器内への堆積付着による冷却能率の低下により推奨されません。
また、不純物の全くない超純水もイオン析出などの影響もあり使用はNGとなります。
井戸水も成分により腐食性となる可能性がある為推奨いたしません。
伝導率や各主成分比率などについては各メーカーが推奨する水質があります。
水道水しか用意できない場合は、タイの工場内に敷設されてる飲料水サーバーの水でも構いません。
冷却方式:
空冷式・・・冷凍式チラーは冷凍機に冷媒を使用します。冷凍サイクルの凝縮工程(コンデンサー)に周囲の空気を使用して熱交換します。
水冷式・・・冷凍サイクルの凝縮工程に水を使用して熱交換します。一般的にこの水は冷却塔(クーリングタワー)より供給されます。
空冷式はコンデンサーでの冷媒熱交換時に排熱(排風)が出ます。設置は屋外が一般的です。
水冷式は排熱が殆ど出ない為、室内への設置も問題ありません。
設定(ターゲット)水温:
対象機器や工程に何℃の冷水が必要か。チラー側で設定する温度となります。一般的には5~35℃の間で設定可能。
※チラーの能力が足りない場合、負荷下ではチラー側で設定した水温がキープ出来ずに温度が上昇し続けます。
対象設備/工程の発生熱量:
●対象が機器の場合:
一般的には対象機器のマニュアルなどに冷水についての記載があります。(例:発生熱量6.98kw。20ℓ/分、25℃の冷水を供給など)
具体的な数値の記載が無い場合、以下ステップで発生熱量を算出します。
1. 機器への冷水イン温度、アウト温度、流量を実測する
2. 上記より熱量を計算
〈例〉
冷水イン温度:25℃
冷水アウト温度:30℃
流量:20ℓ/分
(30-25)x(20x60)/860=6.98kw
●対象が工程の場合:
この場合は別置きの水槽の水をチラーで冷却します。(開放回路)
1. 水槽内の水量、元の水温、1時間後の水温
2. 上記より熱量を計算
〈例〉
水量:500ℓ
元の水温:30℃
1時間後の水温:50℃
500X(50-30)/860X1=11.63kw
電源:
タイの工業電源は3ph380v/50Hzとなります。
チラー設置場所の周囲温度:
水冷式の場合は、冷却塔の水温となりますが、外気温から3~4℃までしか下がりません。
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