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工場内の製品製造プロセスやその過程で使用される機器には様々なものがあります。
例えば、溶接機、電磁誘導加熱装置、レーザー加工機、射出成形機、洗浄機、ウォーターカッター、押出成形のプロセス、切削加工に使われるクーラント液など、どれも発生する熱のコントロールが非常に重要となります。
一般的にこれらの熱源管理には冷却塔やチラーが使用されます。
チラーとは、冷水を生成して熱の発生源である対象機器に送水・循環させる装置のことです。
対象機器の熱を抑制するためには、一定の温度・流量の冷水を継続して送水する必要があります。
これができない場合、熱が上昇し続け対象機器の故障や不良品の発生、タクトタイムの増加に繋がる可能性があります。
チラーには、発生する熱量をカバーする十分な冷却能力と一定の温度、流量、水質を保った冷水を常に供給できることが求められます。
基本的な原理は、水と空気の違いはありますが、家庭用エアコンと同様となります。
冷凍機(冷媒を使用した熱交換システム)で水を冷やしながらポンプで送水・循環させることです。
主な用途は以下の通りです。
工場内で製品の製造や試験などのプロセスに使用される産業用チラー(0.5~250kW)
ビルや工場の空調や工場全体を賄う冷水源などに使用される大型スクリューチラー(100~2000kW)
(参考ページ:チラーの用途)
産業用チラーは、対象機器と一対一(または、一対二、一対三など)で使用されることもあれば、より大きな能力のチラーで複数の装置をカバーすることもあります。(特にモジュールチラーは、冷水源の集中化と将来の拡張性を考慮した非常に合理的なシステムです。)(参考ページ:工場用冷水源のセントラルチラーとして(冷水源の集約化))
かつては、チラーといえば、チラー本体(冷凍機とコントロール部分)とは別に、外部水槽や水ポンプ、およびこれらを制御する盤が必要でした。
現在の産業用チラーは、筐体内に必要なものがすべて組み込まれた「パッケージタイプ」が主流となっています。
『パッケージタイプ』は、チラー筐体内に水槽やポンプを含む全てが青点線枠で一体型として組み込まれています。
配管と電線を接続するだけで使用でき、手間がかからず便利です。一方で、かつての一般的なチラーは赤点枠部分のみがパッケージされており、ポンプと水槽はユーザーが別途選定、購入しシステム設計含め設置する必要がありました。また、大型スクリューチラーは通常、赤枠部分のみをパッケージすることが一般的です。
パッケージタイプも以下の2つに分かれます。
チラー筐体内に水槽とポンプが内蔵されており、これ単体で制御まで可能なので設置や管理がし易く便利。
使用時は特定の対象機器と1:1又は1:複数台に接続される。
※装置との間の配管と電線の接続のみで使用可能。冷水回路は1つ。冷水は『閉鎖回路』で循環し設置環境の影響を受けず水質が悪化し難い。また、ポンプ能力も高いものが多く遠隔での設置も可能。
ポンプは内蔵だが外部水槽が必要なタイプ。外部水槽の至近に設置され外部水槽内水温を一定にキープする。
※冷水回路は外付け水槽を挟んで2つ。チラーと水槽間は『開放回路』での循環となる。既存水槽の冷却や対象機器からの発生熱量が一定で無く一時的に非常に高い負荷が発生したりするケース、水質が汚れ易く不純物が多いなどのケースに使用されます。循環用ポンプなので至近への設置のみ。
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